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三国志とは中国の超有名歴史小説のことです。



厳密には三国志正史と三国志演義の二つに別れます。

正史とは正しい歴史のこと。



演義とは歴史小説のことで、日本で三国志と言う場合、たいていはこちらを指します。

そもそも三国時代というのは日本ではまだ卑弥呼が生きていた時代の話です。



三国とは魏、蜀、呉の三つを指し、この三カ国が戦うのですが、卑弥呼が使いを送ったのはこのうちの魏です。

学生時代に習った記憶がある人も多いのではないでしょうか。



そんなはるかな昔、この頃の歴史を面白おかしく、後の明の時代になって小説にしたのが三国志演義。

これが中国はもちろん日本でも大ヒットし、今でも作中登場人物の子孫がDNA鑑定したり、ファンが墓参りをしたり。

これを題材にした映画、小説や漫画、ゲーム、その他色々な作品が生み出され続けています。



何がそんなに受けたのかと言うと、まずストーリーが面白いことです。

事実は小説より奇なりとはよく言ったもの、こんなことが本当にあったのかと言いたくなるくらい、面白い。

もちろん演義のほうはあくまで歴史小説ですから、事実とは異なる個所も非常に多く、また想像上の人物が活躍することもあります。



しかしビックリするようなエピソードは正史のほうにも登場したりして、どちらが歴史的事実なのか気をつけていないとわからなくなるほど。

そして登場する人物たちもまたとても魅力的です。



日本で最も有名なのは蜀の立役者でもある軍師・諸葛亮でしょうか。

高潔な人物であったり、どうしょうもなく駄目な奴だったり、魅力的ながらも人間臭いところがあったり。

そんな登場人物たちの名言もまた現代においてインパクトを放っています。




例えば曹操の言葉「いかなる事業の成功にも、奇跡の入る余地は無い」というのがあります。

曹操は正史では覇者、演義では悪役として書かれた存在ですが、三国志の主人公として捉えて間違いの無い人物です。

この人はあらゆる分野で成功してきましたが、そのどれもが奇跡では無く、そんなものに期待せず、着実にやってきたということでしょう。




実際、彼は当時の常識では考えられないようなことも柔軟に取り入れています。

今まで敵だった人物でも、身分の低い人物でも、能力があると認めれば、積極的に自分の部下に取り入れ、それなりの地位を与えています。

このように自分の手腕を信じることもまた曹操の強さだったのでしょう。




現代のサラリーマンにも参考にできる名言も三国志には登場します。

「何事もその基礎となるのは人。

人を得ることができればその国は栄え、失えばその国は滅びる」これは呉の軍師であった周瑜の言葉です。

国を会社に置き換えればそのまま使えそうですね。



このような点が、今なお三国志が現代人に大人気の理由の一つなのでしょう。